デジタル・フォレンジック

近年のサイバーセキュリティ上の脅威に対する備えは、製品開発の企画・要件・設計フェーズといった「品質作りこみ」のセキュリティ段階だけに留まりません。機密情報漏洩・品質詐称・事故原因分岐といった製品インシデントへの責任、また経営に関する不正会計・コンプライアンス違反といった企業活動への疑惑に対する「デジタル証拠収集」を迅速に行うセキュリティ対策が重要になっています。

デジタル・フォレンジックとは、デジタルデータによる鑑識・証拠収集です。設計開発または企業活動全般において、インシデントに関係した可能性のあるパソコンと、それらに接続されているストレージ（ハードディスクや外部メモリ）等を可能な限りデジタルコピーすることで保全し、コピーに対して詳細・緻密な分析を行い、事実のみに基づきインシデント証拠を特定した上で、法的証拠の元となる報告書を作成します。

どのような情報が漏えいしたのか、また誰がいつどのような経路で情報漏えいを引き起こしたのかを調査します

• 品質偽装（製造・検査偽装・データ改ざん等）の追跡
• 事実をねつ造した不正会計、背任や業務上横領につながるデータ改ざんの痕跡
• 削除されたデータ

職場での長時間労働や社内におけるハラスメント行為に関わる調査